昨夜、嫁さんが気持ちそうにしながら帰宅した。
そして「電車で気持ち悪すぎて、うすぐまってしまったけど、誰も席を譲ってもらえなかった」と言われた。なんだかなあ、ともやもやした気持ちになる。
リサ・ラーソンのマタニティマーク
妻は妊娠8週目。すでにマタニティマークをつけている。つわりが始まってから付け始めた。ちなみにマタニティマークは雑誌「妊すぐ」のオマケで付いていた物。りんごの形をしたリサ・ラーソンのマタニティマーク。可愛いと妻も気に入っている。
価格:570円 |
マタニティマークについては賛否両論あるみたいて、色々と問題があるのは知っているが、ウォンパパの妻は付ける事にしている。
マタニティマークをつける意味
ウォンパパが思うマタニティマークの意味は「妊娠しているから席を譲れ」でも「妊娠して私は幸せですよ」でもない。あくまで妊娠していることをわかってもらうためのものだと思っている。
例えば、付けていないと事故などで突然治療が必要となってしまった時に、妊婦だと知らずに救急隊員の方が処置をした場合、誤った処置をしてしまう可能性がある。自分を守るため、子供を守るためとても大切な物だと思う。
また、特に今の妻のように妊娠初期は見た目では妊娠しているとはわからない。今回のように電車に乗っててつわりで気持ち悪くなった時にやはり「座りたい」当たり前の考えだと思う。だからこそ「席を譲って貰えると嬉しいです」という意味もマタニティマークにこめてつけている。
「電車に乗るな」は無理
そんな時に電車に乗るな」「仕事を休め(辞め)ればいい」「タクシーを使え」という意見もあるかもしれないが、そうもいかないものなのである。
特に妊娠初期は直属の上司にだけは説明しているものの、社内で妻の妊娠は大っぴらにはなっていない。そのため、仕事をそう簡単に休む事も出来ないし、妊娠しているからといい社内で理解してもらうのは難しい。
仮に妊娠がわかってからすぐに仕事を辞める話をしたとしても、引き継ぎ等を考えると発覚後1ヶ月も経っていない今は仕事に行かなければいけないのだ。普通の職場ならそれは不可能だ。
ましてうちは共働き。ギリギリまで働いてもらう予定だ。もちろん夫が稼げば問題ないのだろうが、恥ずかしながら我が家の場合そうも言ってられない。ただ同じような家庭も多いはずだ。電車のタクシーを使うなんてもっての他だ。会社までの片道約1時間を毎日乗るなんて考えられない。
もちろん休日は電車に乗らないようにするし、本当に体調が悪い日は休んだり時間を遅らせて出社したりもすることはある。けれどもそれも毎日というわけにはいかないのが現実だ。
マタニティマークの危険性
マタニティマークをつけていて怖い思いをしたという話を聞いたりネットでも目をすることがある。「妊娠だから特別扱いはおかしい」「電車に乗るな」などと言われたとか、なかには「お腹を蹴られた」なんてこともあるみたいだ。
こんなことを言ったりしたりする人がいるなんて信じられない。もちろん色々な事情があるのはわかるが…いや、でも行動に移す感覚は理解できない。席を譲らないのは自由だし、譲らない人に対して理解もできるけど。正直、マタニティマークを妻がつけて嫌な思いをされないかは心配です。
つける人の意識も大切
もちろんマタニティマークをつける人も「妊娠しているから席を譲ってもらうのが当たり前」と思っていてはいけないと思う。もし席を譲って貰ったらきちんと感謝は伝えるのは当たり前だし、体調に余裕があればマタニティマークを隠すなど、周りへの気づかいもするべきだとは思う。
マタニティマークがついていても譲ってもらえない
今回妻に起こったことです。マタニティマークをつけていても誰もが席を譲ってはくれなかったそうです。
「せっかく座れた席なのに譲りたくない」「妊娠だからってなんで譲らないといけないの?」「譲ってあげたいけど疲れてて…」「気がつかなかった」「誰かが譲るだろう」「声掛けるのが恥ずかしい」などの理由だろうか。
もちろん色んな人がいて色んな考え方があるので、それは自由だと思う。それに自分も譲らなかった経験、譲れなかった経験があるので…なので譲らないからといって「ダメな人」ではないと思っています。
マタニティマークから考えさせられる日本が抱える問題
例えば、妊婦さんが会社を自由に休めたり、時間をずらして出社ができたら?
例えば、誰もが妊娠さんに自然と席を譲れる心のゆとりがあったら?
例えば、みんなが助け合うのが当たり前な世の中なら?
こんな世の中だったら妊婦さんは安心して電車に乗れるし、仕事もできるのかなと思いました。
今の日本(特に都市部)の問題を一言で言うと「余裕がない人が多い」ことなのかと思う。自分もあまり余裕がない(余裕がある大人になる努力中)けど…
「仕事」「お金」「育児」「人間関係」「ストレス」などなど。色んな問題をみんなが抱えてて、他人に構っている余裕なんてない。
ただ、あまりにも問題が大き過ぎてどうしたら問題が解決するかはわかりません。だからもやもやするんですね。でもほとんどの人は家族や友人には優しくできるわけで、ちょっとの変化で変わることもあるのかなとは思います。
妊婦さんには気持ち良く席を譲ろう(あとがき)
毎日つわりで気持ち悪くても頑張って会社に行く妻を見て思うわけですよ。妊婦は偉いよ。妊婦さんリスペクトです。
これからは電車で妊婦さんを見かけたら積極的に席を譲りたいと思います。そしてそれを自然と(けっしてイヤイヤではなく)出来るように、余裕な気持ちでいれるように今まで努力をしたいと思いました。
もしこの記事を読んでいる方、強要はしないよ。でもね。「妊婦さんには気持ち良く席を譲ろう」少しでも妊婦さんにとって暮らしやすい日本になるように。きっとそれが自分にとっも、他の人たちにとっても暮らしやすい日本になることに繋がるのかなと思います。